トピックス 2004年2月29日号


「2月28日国保問題プロジェクトチーム主催で「いのちのシンポジウム」が県総合福祉会館4階で開かれました。

このプロジェクトチームは日本共産党岡山市議団が呼びかけて、民主商工会、生活と健康を守る会、岡山保険医協会、医療生協、岡山市職員組合、民医連の参加でつくったものです。今回「払いやすい国保料、低所得者への減免」の実現をめざして中間報告を提案するためにシンポジウムを企画しました。シンポジストは向かって左から、加入者の立場から清水要さん(民商)、行政の立場から金島尚子さん(市国保課長)医療の立場から栗林悟さん(協立病院)そしてコーデイネーターは米田信敏さん(市社保協)



加入者の立場から清水要さんより報告

「建設業を営んでいますが、昨年11月からまったく仕事がない、昨年の年金は妻と2人で152万、国保料1年分が2人で12万7千円、年金の1割が国保料ではやっていけない。2人とも70代病院通いはかかせない、薬代だけでも1ヶ月13000円前後・・・」と、大変な状況を報告、民主商工会でも相談が絶えないとのことです。


行政の立場から報告された岡山市国保課長金島さん

「倒産リストラなどで、毎年4000人前後の加入者が増えている。国保会計は歳入425億、歳出418億という状況で大変な中何とか頑張っています。短期保険証の発行は昨年で980人、資格証明証は48人です、窓口で丁寧に相談に乗るように心がけています」


医療の現場から、岡山協立病院のケースワーカー栗林さん

「高齢者は医療費の改悪で何倍も医療費が増え治療を辞める人が増えています、また若い人は、無保険者が増えていて大変な状態です。国保料を滞納していると高額受領委任払いの制度がつかえません、先日も進行性胃ガンのかたが病院に以前の入院費の未払いはあるし、保険料の滞納はあるしで入院したがすぐ退院された。今後抗ガン剤の治療が必要なのに1本6万円もする抗ガン剤治療は出来ないと受診を控えるなんてことも・・・目の前で助かるいのちを救えない状況・・・払える保険料にしていのちを救いたい」と報告。


コーデイネーターは米田さん

会場からも「岡山市は資格証明の発行を最低限におさえて担当課はよく頑張っている、もうちょっと踏み込んで低所得者の減免など頑張ってほしい」の要望や意見が相次ぎました。

予防での健康づくり、早期発見早期治療のための自治体検診の向上を、国県の補助金の増額を求める、市として一般会計からの繰り入れルールをつくること、低所得者の減免制度を、滞納があっても受領委任制度や、一部負担制度が活用できることなど具体的な提案をしました。

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